犬が食べて良いもの・悪いもの

犬にバナナを食べさせても大丈夫?○○の子にはダメ!

犬にバナナを食べさせても大丈夫?

「愛犬にバナナを食べさせても大丈夫?」

そう疑問に思っている方に向けて、この記事は書いています。

こんにちは、ドッグフードAtoZ運営のリョウです。

僕は以前に生活習慣病で愛犬を失ったことがあります。
大変後悔しましたが、後悔しても反省しても愛犬が返ってくることはありません。

そこで、僕にできることは、必死に犬に関して勉強した知識を他の飼い主さんに伝えることで、同じ悲劇を繰り返させないことだと思って始めたのがドッグフードAtoZです。

このページは飼い主さんに知っておいていただきたいバナナについての情報を網羅していますので参考にしてください。

犬にバナナを食べさせても大丈夫!

バナナは犬に食べさせても問題ありません。

甘いバナナが大好きという愛犬も多いので、食べさせてあげても良いでしょう。

オオカミ君
オオカミ君
でも、意外とバナナの匂いが大っ嫌いっていう子もいるみたいだな。

ただし、この記事の後半で説明している、食べさせるうえでの注意点は絶対に守ってください。

バナナの成分を解説

バナナの成分
ある食べ物を愛犬に食べさせるとき、その食べ物の成分を知っているのと知らないのでは雲泥の差があります。
そのため、まずはバナナの成分を解説していくので、「ふーん、そんな感じなんだ~」と読んでいってください。

バナナの3大栄養素はどれも少なめ

バナナの3大栄養素は次の通りです。

タンパク質 1.1%
脂質 0.2%
炭水化物 22.5%(1.1%)
エネルギー 86kcal/100g

()内は食物繊維

(参照:カロリーSlism|バナナ)

見ていただくとわかるようにバナナはタンパク質も脂質も少なく、炭水化物も食物繊維も多くはありません。
そのため、健康な犬がほんの少し食べた程度で肥満の原因になるようなことはなく、しっかり適量さえ守れば健康への悪影響はない果物です。

「バナナは食物繊維が豊富で整腸作用が期待できる」と記載しているサイトは少なくありません。

しかし、見ていただいた通り、バナナの食物繊維はたった1.1%。
平均的なドッグフードの2%~4%よりも少ないのはもちろん、果物の中でも多い方ではありません。

そのため、バナナで整腸作用が期待できるとは思わないでください。

その他のバナナの栄養素

その他のバナナに豊富に含まれる特徴的な栄養素を紹介していきます。


ビタミンB6
ビタミンB6はかつおやマグロなどの魚類やレバー、肉に豊富に含まれる栄養素。
働きは以下の通りです。

  • タンパク質からのエネルギーの産生
  • 筋肉や血液がつくられる手助け
  • 皮膚や粘膜の健康維持

ビタミンC
ビタミンCは柑橘類やイチゴなどの果物や野菜、イモに豊富に含まれる栄養素。

働きは以下の通りです。

  • 皮膚や粘膜の健康維持
  • ストレスへの抵抗力の強化
  • 活性酸素から体を守る抗酸化作用

トリプトファン
必須アミノ酸の1種です。
通常、タンパク質が多い食物ほどトリプトファンが豊富ですが、バナナにもトリプトファンが豊富に含まれていることが報告されています。

働きは以下の通りです。

  • ストレスの緩和

この他にも、バナナにはカリウムやモリブデンが豊富に含まれています。
しかし、どちらもほとんどの食品に豊富に含まれており、摂取量を気にする必要はないので、こちらでは紹介しません。

バナナは病気やアレルギーの犬にも食べさせて大丈夫?

バナナを病気や肥満の犬は食べられる?
ここまでで健康な愛犬にはバナナを食べさせても問題ないことが分かっていただけたと思います。

では、腎臓病や結石、アレルギー、肥満などの特定の健康問題を抱えた愛犬にもバナナを食べさせても良いのかという点について解説するので参考にしてください。

腎臓病の犬には食べさせてはダメ

まず、腎臓病の子にバナナを食べさせてはいけません。
というのも腎臓病になると腎機能が低下し、尿にカリウムを排泄しにくくなり、高カリウム血症の原因になります。

高カリウム血症の症状は以下の通りです。

  • 四肢の痺れ
  • 不整脈、頻脈
  • 筋力低下
  • 吐き気

そして重度の場合は不整脈から心停止し死亡します。

そのため、腎機能に問題のある子にはバナナは食べさせず、果物を食べさせるのであれば、パイナップルりんごなどのカリウムの少ないものを選びましょう。

尿路結石の出る犬には食べさせてはダメ

日本の愛犬で結石というと膀胱炎などの感染症やカルシウムやリンなどのミネラルのバランスの悪化により生じるストルバイト結石が注目されがちです。

しかし、シュウ酸を摂り過ぎてしまうことで、愛犬の腎臓から尿路にかけて結石が発生するシュウ酸による尿路結石もあります。

そして、シュウ酸はバナナやほうれんそうやレタスなどの野菜、ナッツ類に豊富に含まれているので注意が必要です。

尿路結石の症状は以下の通りです。

  • 腎機能の低下
  • 血尿
  • 激痛
  • 急性腎不全

水溶性のシュウ酸は茹でることで激減しますが、バナナは茹でるのは難しいです。

そのため、すでに尿路結石になったことがある子や、尿路結石が怖い方はバナナは食べさせない方が良いでしょう。

ゴムアレルギーのある犬には食べさせてはダメ

ゴム手袋やゴム風船、コンドーム、スポーツ用品、医療用チューブなどの身近なゴム製品には、原料に天然ゴムが使用されていることがあります。

その天然ゴムには「ラテックスタンパク質」という成分が含まれており、その成分がアレルギーの原因になり、死に至るケースもあるそうです。

(参考:消費者庁、厚生労働省、経済産業省)

そして、そのラテックスタンパク質と似た構造のタンパク質がバナナには含まれており、天然ゴム同様にアレルギーの原因になります。

そのため、ゴムのおもちゃで愛犬がアレルギー症状が出たことがあるという方はバナナを食べさせないでください。

肥満の犬には食べさせてはダメ

最後に肥満の犬についてですが、肥満の犬にもバナナは食べさせない方が良いでしょう。

よくある国産ドッグフードは炭水化物が50%程度入っている一方で、バナナは炭水化物が約20%でそれ以外はほとんど水分です。

そのため、特にバナナが太りやすいということはありませんが、他の野菜や果物と比べたときに、ヘルシーということもありません。

肥満の犬にはそもそもオヤツを食べさせるべきではありませんが、どうしても食べさせる場合は絶対にバナナよりもっとヘルシーな果物を選ぶべきです。

腎臓病、尿路結石、ゴムアレルギー、肥満の犬にはバナナは食べさせてはダメ

バナナを食べさせるときの注意点

愛犬に食べさせるうえで成分的には問題のないバナナですが、食べさせるときには、いくつか注意していただきたいことがあります。

食べさせ過ぎない

バナナを食べさせ過ぎない
スイスの医師で医科学の祖とも呼ばれるパラケルススの言葉に「全てのものは毒であり、毒でないものはない。投与量のみが毒か否かを決定する。」というものがあります。

いくらバナナが健康的に問題のない果物でも、食べさせ過ぎてしまえば、肥満や生活習慣病などの病気の原因になるのです。

オオカミ君
オオカミ君
バナナをまるまる1本食べてる子の動画とか見ると可愛いからついあげすぎたりするけど、真似しちゃだめだぞ。

愛犬の体重 1日のバナナの量
1kg 6g
3㎏ 15g
5kg 22g
10kg 37g
15kg 48g
20kg 62g

中くらいの大きさのバナナ1本の可食部が84g程度だといわれているので、だいたい5kgの子で1本の1/4程度、10kgの子で半分程度食べれる計算になります。

バナナを与える量
(出典:栄養andカロリー計算|バナナのカロリー)

上の画像の1片あたり約10gなので、もしもバナナをg単位で測れないという場合の目安にしてください。

皮を剥いて小さくカットする

バナナを食べさせるときの注意点
犬は15万年以上、肉食生活を続けていました。
最近では野菜や果物、穀物を食べるようになりましたが、動物の体はそう簡単に変わりません。

オオカミ君
オオカミ君
人間の狩猟生活のパートナーになってからもしばらくは獲物の肉を食べてたわけだしな。

そのため、未だに犬は野菜や果物、穀物の消化は少し苦手です。
消化不良になるのを防ぐために、皮を剥いて小さくカットすることで少しでも消化しやすい状態にして食べさせてあげましょう。
また、小さくカットすることで喉や腸管にバナナが詰まるのも防ぐことが出来ます。

食べさせ過ぎるのと、そのまま消化に悪い状態で食べさせないように注意。

カットして余ったバナナは飼い主さんが食べてもよいでしょう。
しかし、食べるのが難しい場合もあるかもしれません。

そんな時は、カットしたバナナをフリーザーバックに入れて、空気を出来るだけ抜いて冷凍庫に入れるだけで1か月ほど持ちます。

また、冷凍前にレモン汁をかけると変色を防げるので、家にレモン汁があればかけてみてください。

犬用バナナチップスの簡単レシピ

ここではバナナを使った愛犬用おやつのレシピを紹介していきます。

バナナチップ

作り方

  1. バナナの皮をむき、3㎜~5㎜程度の厚さにスライス
  2. オーブンペーパーを敷いた天板に載せる
  3. 100℃のオーブンで50~60分焼く
  4. オーブンから出し、あら熱を取る

バナナを使ったおやつだと、「バナナヨーグルトを食べさせても大丈夫?」と疑問に思っている方が多いようです。

バナナヨーグルトは愛犬に食べさせても良いとするサイトも多いですが、当サイトとしてはおすすめしません。

というのも、ヨーグルトを含む乳製品には乳糖が入っています。
その乳糖を消化する酵素ラクターゼは犬の加齢とともに減少していき、乳糖を摂取することで下痢や嘔吐をしてしまう乳糖不耐症になる可能性があるからです。

このサイトを読んでくださっている皆さんにはできるだけリスクは冒して欲しくありません。

犬にバナナを食べさせても大丈夫?○○の子にはダメ!まとめ

ここまで、バナナは健康な愛犬には食べさせても良いこと、しかし、バナナを食べさせてはいけない子もいること、そして食べさせるときの注意点を解説してきました。

この記事を参考に愛犬に健康で美味しい食生活をさせてあげてください。

また、愛犬の健康にはたまに食べさせるおやつよりも毎日の食事の方が遥かに大切です。

もし健康面に不安があれば当サイトのドッグフードランキングを参考により健康に良いドッグフードへの切り替えも検討してみてください。