ドッグフードの栄養素

第5回ワンちゃんのための健康講座:犬とミネラル

第5回健康講座は「犬とミネラル」についてです。

・ミネラルの名前が最低でも5種類出てこない。
・「ミネラルって水とかに入ってる成分?」って思った。
・普段手作りご飯を愛犬に与えている。
少しでも愛犬に健康で長生きしてほしい

以上の1つでも当てはまれば続きを読んでください。

このページでは摂取量の調整が難しいミネラルについて解説していきます。

ミネラルに関してだけ知って満足するのは非常にもったいないです。

第1~4回の健康講座がまだの方はそちらも併せて目を通してください。

第1回ワンちゃんのための健康講座:犬とビタミン

第2回ワンちゃんのための健康講座:犬と脂質

第3回ワンちゃんのための健康講座:犬とタンパク質

第3回ワンちゃんのための健康講座:犬とタンパク質

いずれの記事も「飼い主さんとワンちゃんが幸せな時間を一秒でも長く過ごして欲しい」という思いを込めて書いています。

あなたの愛犬の健康を保つヒントになるはずです。

ミネラルってそもそも何?

「ミネラル」は第1~4回で出てきた「ビタミン」「脂質」「タンパク質」「糖質」と同じ栄養素の1つです。

「たんぱく質」「脂質」「炭水化物」の3大栄養素の機能をサポートする役割もあります。

ミネラルは動物の体にも多く含まれており、体を構成する元素のうち、酸素・窒素・炭素・水素を除いたもの全てがミネラルです。

動物の体内には自然界にあるミネラルの全てが存在すると言われている。

ミネラルは体内に多く存在する「主要ミネラル」と量の少ない「微量ミネラル」に分けられます。

 

主要ミネラルと微量ミネラルに属するミネラルは以下の通りです。

 

 

ミネラルが不足すると?

犬が食べる「動物性タンパク質」がエネルギーになる時にミネラルが必要になります。

そのため犬は人より多くのミネラルを必要とします。

ミネラルが不足してしまうと様々な症状を引き起こします。

*1テタニー・・・筋肉が痙攣すること。

*2くる病・・・関節がぷっくりと膨らんだり、足の変形が見られる。足を引きずるなど、歩行障害も出る。

*3異食症・・・犬が目に入ったものを何でも食べようとする病気。

*4カリウム血症・・・筋力の低下や四肢の痺れ、吐き気、不整脈を引き起こす。

*5大動脈の石灰化・・・血管内にカルシウムなどが沈着し、血管が柔軟性を失い固くなること。動脈硬化。

*6角化症・・・犬の皮膚の角質細胞の生まれ変わりが以上に早くなり、皮膚に異常が出る。

*7腎臓の石灰化・・・腎臓内にカルシウムなどが沈着すること。腎臓に負担をかけるため腎不全などに注意する必要がある。

これらの恐ろしい症状を起こさないために、しっかり食事からミネラルを取る必要があります。

ミネラルを摂りすぎると?

ミネラルが不足すると様々な症状を引き起こすのは上で見ていただいた通りです。

やっかいなのは摂りすぎてもいけないということです。

ミネラルを過剰摂取すると様々な症状を引き起こします。

 
*1ネフローゼ・・・高度のたんぱく尿により血中のたんぱく濃度が極端に低下した状態を指す腎臓疾患群の総称。衰弱、食欲低下、浮腫みを引き起こす。

*2ヘモジデリン沈着症・・・血液中の鉄が臓器に沈着し、腎不全や肝不全を引き起こす。

これらの症状以外にも1つのミネラルはを多く摂りすぎると他のミネラルの吸収を妨げることも知られています。

バランスよく食事で摂ることが愛犬の健康にとって必要不可欠です。