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生粋(きっすい)ドッグフードを評価【星2】アレルギーに良い?

生粋ドッグフード

生粋ドッグフードは高いので、買ってから「やっぱりアレルギーが治らない」という事態になるのはイヤですよね。

多少は合う合わないもあるので、このページを読んだだけで絶対にドッグフード選びの失敗を防げるとは言いません。

しかし、このページでは生粋ドッグフードの栄養素や安全性、コスパをどのサイトよりも詳しく解説しているので、このページを読めば失敗の確率をグンと下げることができます。

このページの内容は以下の通りです。

  1. 簡単な紹介
  2. 総評
  3. 成分や原材料の紹介と原材料の解説
  4. 栄養素・安全性・コスパの評価
  5. 生粋ドッグフードと特許の関係の解説

を行っています。

買ってから後悔しないように参考にしてください。

生粋ドッグフードとは?

生粋は「ごとふ動物病院」の院長をしている藤本愛彦氏が「アレルギーで悩むすべてのワンちゃんに届けたい」という思いで開発したという国産無添加ドッグフードです。

2018年現在、ラインナップは成犬用の1種類のみになります。
(AAFCO『米国飼料検査官協会』の成長期用のドッグフードの栄養基準を満たしていないので子犬にはあげないでください)

生粋ドッグフードの総評

生粋ドッグフードは栄養素も安全性も低いうえに、プレミアムドッグフードのなかでもかなり高い方です。
また、アレルギーに良いとのことですが、馬肉を使っている点以外に、どこがアレルギーに良いのかわかりません。
さらに、口コミがほとんどないので、「生粋ドッグフードを食べて、実際にアレルギーが良くなった子がどれくらいいるのか」もわかりません。(公式サイトでは良くなった子を数件紹介していました)

そのため、生粋はわざわざ買う理由が1つもないドッグフードです。

生粋ドッグフードの基本情報

生粋ドッグフード(出典:http://www.dog-clinic.com/goodsdetail/ki-sui.php)

総合評価 ★★☆☆☆
評価項目 栄養素:★☆☆☆☆
安全性:★☆☆☆☆
コスパ:★☆☆☆☆
口コミ:★★★☆☆*
主原料 サツマイモ、馬肉、大豆
人工添加物 不使用
穀物 不使用
肉副産物 不使用
対応年齢 成犬
粒の大きさ 小粒
価格/容量 【5,500円/2kg】【4,500円/2kg(定期購入)】
キロ単価 それぞれ【2,750円】【2,250円】
原産国 日本
販売元 ごとふ動物病院
賞味期限 開封前:3か月、開封後:2か月

*口コミの評価をできるほど口コミが数がないため、仮の評価として星3となっています。

生粋ドッグフードの成分

生粋ドッグフードの成分円グラフカッコ内の%は米国学術研究会議(NRC)、およびAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準ならびに「小動物臨床栄養学」のガイドラインとカロリーにより計算した理想的な数値です。

タンパク質 18%(30.2~40.2%)
脂質 9%(12~17%)
繊維 1%(~4%)
灰分 4%(5~10%)
水分 4.5%
炭水化物* 64.3%
オメガ6/オメガ3 記載なし
エネルギー 392kcal/100g

*炭水化物は100%-(タンパク質+脂質+水分+灰分**)により計算。 **灰分の記載のないドッグフードは灰分を平均的な数値である8%と仮定して計算。

生粋ドッグフードの原材料

原材料イメージ
サツマイモ馬肉大豆、タピオカ、おからイワシ、葡萄油、亜麻仁油黒糖、ミネラル類(Na、k、Ca、Mg、P、Fe、Ze、cu、Se)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、B3、B5、B6、B8、B12、C)

オレンジ=良い原材料/=悪い原材料

生粋ドッグフードの原材料の解説

1)サツマイモ
アレルギーの原因になるグルテンが入っていない炭水化物源です。ビタミン(E,B1,B6,C,葉酸,パントテン酸)と抗酸化作用を持つβカロテン(ビタミンAの前駆体)、食物繊維が豊富という特徴があります。

2)馬肉
タンパク質、ビタミン(ナイアシン、B6、B12)、ミネラル(鉄分、リン、亜鉛)が非常に豊富な良質なタンパク質源ですが、水分を76%を含んでおり調理後のドッグフードに占める割合は少なくなります。

3)大豆
大豆は深刻な胃痛、タンパク質の消化吸収の低下、およびアミノ酸摂取の慢性的な欠乏を引き起こす可能性がある毒素を含んでいるほか、正常な甲状腺機能に必要なT4(チロキシン)および(T3)トリヨードチロニン、ホルモンを作る甲状腺の能力を妨げ、犬が大豆を食べた場合、甲状腺機能低下症になる可能性があると言われています。

4)タピオカ
トウダイグサ科のキャッサバの根茎から製造したデンプンで、ドッグフードには増粘剤として使われますが栄養学的価値はありません。

5)おから
乾物のおからはタンパク質が26%含まれているうえ、アミノ酸スコアは100のため、貴重なタンパク質源です。しかし、繊維も15%近く含んでおり繊維の過剰摂取の原因になるほか、おからの原料である大豆には前述したようなドッグフードの原材料として心配な点があります。

6)イワシ
タンパク質やビタミン(D,B2,B6,B12,ナイアシン,パントテン酸,ビオチン)、各種ミネラルが豊富ですが、水分を65%程度含んでいるため、調理後のドッグフードに占める割合はわずかになります。

7)葡萄油
ドッグフードの脂質源になりますが、オメガ3脂肪酸に比べてオメガ6脂肪酸が圧倒的に多い良質ではないドッグフードです。

8)亜麻仁油
オメガ3脂肪酸が多い、ドッグフードの良質な脂質源です。

9)黒糖
黒糖は白砂糖を違い生成されないため、ボツリヌス菌の芽胞が残留している可能性があるため、黒糖の摂取がボツリヌス症の原因になることがあると指摘されています。

生粋ドッグフードの給与量

ドッグフードの給与量商品のカロリーと米国学術研究会議(NRC)、およびAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準ならびに「小動物臨床栄養学」のガイドラインの体重別の推奨摂取カロリーをもとに運営者が計算した給与量を紹介します。

体重(㎏) 給与量(g)
1~2 32~41
2~3 ~56
3~4 ~70
4~5 ~82
5~7 ~107
7~9 ~129
9~12 ~160
12~15 ~190

生粋ドッグフードの評価内容

このページを読み終わった時に「評価はわかったけど、どうしてその評価になったのかよくわからない」とならないように、シェフドッグドッグフードの栄養素・安全性・コスパ・口コミについて評価とその理由を解説していきます。

生粋ドッグフードの栄養素

生粋ドッグフードの栄養素は星1です。

生粋ドッグフードの栄養素の栄養素に良い点はありませんが、「タンパク質が少ない」「脂質が少ない」「炭水化物」という3つの悪い点があり、栄養素は最低レベルだと判断しました。

悪い点について解説していきます。

悪い点:タンパク質が少ない

AAFCO(米国飼料検査官協会)の定める総合栄養食のタンパク質の最低含有量は18%なので、生粋ドッグフードは最低基準は満たしているので、生粋ドッグフードを食べさせたからと言って不健康になるわけではありませんが、タンパク質を理想量摂取した際に期待できる以下のような効果は期待できません。

  1. 筋肉の成長・維持
  2. 成長促進
  3. 傷の修復
  4. 免疫力の向上
  5. 毛質の維持
  6. セロトニン*の生成

特に、④について、免疫力があがるとアレルギーがでにくくなったり症状が和らぐ効果が期待できるので、本当に「アレルギーで悩むすべてのワンちゃんに」と思っているのであればタンパク質の含有量はもう少し多くするべきです。

悪い点:脂質が少ない

タンパク質同様、AAFCO(米国飼料検査官協会)の定める総合栄養食の脂質の最低含有量は5%なので、生粋ドッグフードは最低基準は満たしているので、生粋ドッグフードを食べさせたからと言って不健康になるわけではありませんが、脂質を理想量摂取した際に期待できる以下のような効果は期待できません。

  1. 皮膚、被毛の健康維持
  2. 血管、血液の健康維持
  3. 目の健康維持
  4. 血中脂肪を減らす
  5. ガンの発生や増殖を抑制する
  6. アレルギーや炎症を抑える

また、生粋ドッグフードの公式サイトでは、近年になって愛犬のアレルギーやアトピーが急増しているのは粗悪な油のせいだと書いてありますが、生粋ドッグフードの主な脂質源として使われている葡萄油はオメガ6脂肪酸が多く、オメガ3脂肪酸が多い粗悪な脂質源の1つです。

アレルギーのことを本気で考えるのであれば、サーモンオイルのようにオメガ3脂肪酸が豊富な良質な脂質が豊富なドッグフードを選んでください。

悪い点:炭水化物が多い

プレミアムドッグフードは炭水化物が45%前後のものが多いですが、生粋ドッグフードの炭水化物は約65%で、他のプレミアムドッグフードよりも炭水化物の含有量がかなり多いです。

炭水化物も適量摂る分には問題ありませんが、過剰摂取すると血糖値がグンと上がり、血中の余った糖は脂肪として全身に蓄えられて肥満の原因になります。

特に運動量が少なくなりがちな日本の愛犬には注意が必要です。

生粋ドッグフードの安全性

生粋ドッグフードの安全性は星1です。

生粋ドッグフードの安全性には「人工添加物不使用」「グレインフリー」「肉副産物不使用」という3つの良い点がありますが、「大豆を使用」「黒糖を使用」という2つの悪い点があり、いくら良い点も3つあるとはいえ、安全性は最低レベルだと判断しました。

良い点:人工添加物不使用

人工添加物はアレルギー涙やけガンの原因になる可能性が指摘されているので、生粋ドッグフードには人工添加物が使われていないのは評価できます。

良い点:グレインフリー

穀物を消化するのに役立つ消化酵素のアミラーゼが犬の口内には分泌されていません。
そのため、穀物を食べることは胃に負担をかけたり、消化不良涙やけアレルギーの原因の1つになるので、生粋ドッグフードには穀物が使われていないのは評価できます。

良い点:肉副産物不使用

必ずしも肉副産物が悪いというわけではありませんが、ドッグフードの中には肉副産物として病気で死亡した動物安楽死させられた動物などの肉が使われることもあり、安楽死薬の残留が原因の死亡事故も起きています。
その点、生粋ドッグフードには肉副産物が使用されていないので安心です。

悪い点:大豆を使用

大豆は深刻な胃痛、タンパク質の消化吸収の低下、およびアミノ酸摂取の慢性的な欠乏を引き起こす可能性がある毒素を含んでいるほか、正常な甲状腺機能に必要なT4(チロキシン)および(T3)トリヨードチロニン、ホルモンを作る甲状腺の能力を妨げ、犬が大豆を食べた場合、甲状腺機能低下症になる可能性があると言われています。
良く熱処理していれば大丈夫だという意見もありますが、可能性なら避けるべきです。

悪い点:黒糖を使用

乳幼児にハチミツをあげてはいけないというのはご存知の方が多いと思いますが、その理由はハチミツにはボツリヌス菌が含まれている可能性があるからです。
黒糖も同様にボツリヌス菌の芽胞が残留している可能性があるため、黒糖の摂取がボツリヌス症の原因になることがあると指摘されており、犬もボツリヌス症を発症することがあるので、念のために避けておいた方が良いでしょう。

生粋ドッグフードのコスパ

生粋ドッグフードのコスパは星1つです。

生粋ドッグフードの栄養素・安全性・口コミに基づいた品質=パフォーマンスは星2で平均よりは低いですが、コストは平均的なプレミアムドッグフードよりもかなり高いのでコスパは最低レベルと判断しました。

生粋ドッグフードの評価まとめ

生粋ドッグフードの総評評価が星2なことからもわかるように生粋ドッグフードは全くおすすめしないドッグフードです。

生粋ドッグフードは栄養素や安全性が非常に低いので、万が一アレルギーが良くなっても他の問題が生じる可能性も0ではないですし、そもそも馬肉を使っている点以外に生粋ドッグフードの何がアレルギーに良いのか全くわかりません

また、口コミがほとんどないので実際に生粋ドッグフードを食べてアレルギーが良くなったという子がどれくらいいるのかも確かめられません。

このように、わざわざ生粋ドッグフードを買う理由はないので、まずは当サイトで星4から5の評価をしているドッグフードを試してみてください。

生粋ドッグフードと検索すると「愛犬ク〇ピ〇のアレルギー奮闘記」というサイトがでてきますが、生粋ドッグフードをごり押しする記事が1ページしか入っていないので、基本的には販売促進用のペラサイトだと考えるのが妥当です。
信じるも信じないも自由ですが、運営者リョウは全く信じていません。

生粋ドッグフードと特許について

最後に公式サイトにある、下記の記述についてですが、基本的に製品の品質と特許とは関係がないと考えています。

2016年、当院の院長 藤本が「犬のアトピー性皮膚炎の治療と治療法」という特許(特許番号:6012134号)を取得しました。この特許の考えをもとに製造されたドッグフードが生粋ki-suiです。このアトピー・アレルギーのフードの特許は日本だけではおさまらず、世界でも認められつつあります。つまり、世界基準のアトピー・アレルギーの犬の子のためのドッグフードが生粋ki-suiなのです。

引用:生粋

まず、第一に開発者の藤本氏が特許とったのはアトピー性皮膚炎の治療と治療法についてであり、生粋ドッグフードが特許を取っているわけではありません。

また、特許の内容も次のようになっており、ドッグフードとの関係は非常に薄いです。

【課題】イヌのアトピー性皮膚炎の治療剤および治療方法を提供する。

【解決手段】ロキシスロマイシンを2.5mg/kg〜10.0mg/kg、ペントキシフィリンを12.5mg/kg〜50.0mg/kgを同時に食事とともに12時間おきに60日間投与することを特徴とする請求項1または2に記載のアトピー性皮膚炎治療方法。

引用:動物のアトピー性皮膚炎治療方法および治療剤

特許を取得しているのは「いかに薬剤を使ってアトピー性皮膚炎を直すか」についてですが、ドッグフードには薬剤を使えない以上、藤本氏が特許を取っているからといって、生粋ドッグフードがアレルギーに本当に良いという根拠にはならないわけです。