ドッグフードの原料

ドッグフードの原材料に含まれる遺伝子組み換えは危険?危険じゃない?

遺伝子組み換え作物の安全性

現状ではペットフードの原材料には遺伝子組み換え食品を使っているのか、使っていないのかの表示する義務はありません。

しかし、遺伝子組み換え作物は本当に安全で、ドッグフードに入っていても無視して良いものなのでしょうか?

このページでは「ドッグフードに使われる代表的な遺伝子組み換え作物の紹介」「遺伝子組み換え食品賛成派の意見と反対派の意見の紹介」をしたうえで、遺伝子組み換え作物は危険性が指摘されている以上、わざわざ遺伝子組み換え作物が入ったドッグフードを選ぶ必要はないという話をしています。

ドッグフードに含まれる遺伝子組み換え作物

ドッグフードに使われる作物の中で遺伝子組み換え作物が使われている可能性の高い原材料を紹介します。

遺伝子組み換え作物
大豆、トウモロコシ、テンサイ(ビートパルプの原材料)、キャノーラ油、アルファルファ、ナス、パパイヤ、ジャガイモ

これらに加えて、リンゴやチコリ、亜麻(フラックスシード)は遺伝子組み換えの栽培が承認されています。(2018年7月現在栽培には至ってないようです。)

大豆やパパイヤが使われているドッグフードは少ないですが、それ以外のものは頻繫にドッグフードに使われるものです。

特に、アメリカでは遺伝子組み換え作物の栽培が盛んなので、上記の作物が入ってるアメリカ産のドッグフードの中で、遺伝子組み換え作物は使ってないという記載がないものは基本的に遺伝子組み換え作物を使っていると考えてください。

また、オーストラリア産のドッグフードは安全というイメージが強いですが、オーストラリアでも遺伝子組み換え作物は栽培されているので注意が必要です。

遺伝子組み換え作物賛成派の意見

遺伝子組み換え作物賛成派の代表的な意見を2つ紹介します。

①そもそも遺伝子組み換え作物が原因だと証明できる事故(健康被害)は起きてない。

遺伝子組み換え食品と関連付けられる有名な事件として、遺伝子組み換え微生物で製造したトリプトファンをサプリメントとして摂取した人が38人も亡くなったというトリプトファン事件があるが、トリプトファン事件の原因は遺伝子組み換え微生物そのものではなく、遺伝子組み換え微生物が発生させる症状の原因となった不純物を取り除けなかったことにある。

そして、トリプトファン事件以外には遺伝子組み換え作物と関連付けられる事件は起きていない。

②遺伝子組み換え作物の危険性を指摘する論文等は政府に否定されていることが多い。

フランスのセラリーニ氏が2012年に発表した、ラットに遺伝子組み換えトウモロコシを与えた結果、腫瘍が出来たという論文はサンプル数が少なく、統計学的に有意とは認められない(偶然の結果かもしれない)とされており、腫瘍ができやすい種類のラットを使っているという問題点が指摘されている。

また、ロシアのイリーナ氏が2006年に発表した、ラットに遺伝子組み換え大豆を与えたところ約60%のラットが死亡したという論文は、遺伝子組み換えでなくても遺伝子組み換えであっても生大豆には毒性物質が含まれているが、遺伝子組み換え大豆は生のまま与え、遺伝子組み換えでない大豆は加熱して与えており、実験方法が正当とは言えないとされている。

その他、いくつか遺伝子組み換え食品の危険性を指摘する論文が存在するが、どれも信憑性が薄い。

遺伝子組み換え作物反対派の意見

遺伝子組み換え作物反対派の代表的な意見を3つ紹介します。

①トリプトファン事件という遺伝子組み換え技術が原因の事故が起きている。

遺伝子組み換え作物賛成派はトリプトファン事件は不純物と取り除けなかったのが事件の原因だとするが、そもそも微生物が不純物を発生させたのは微生物を遺伝子組み換えしたからであり、原因は遺伝子組み換えそのものにある。

②遺伝子組み換え作物に用いる農薬に問題がある。

フィリピンで遺伝子組み換えトウモロコシを栽培している農地の人間が、遺伝子組み換え作物用の農薬の染み込んだ土地の井戸水を飲んで皮膚のアレルギー視力の低下などの体調の悪化が報告されている。遺伝子組み換え作物が直接的に健康被害をもたらしたわけではないが、そのような危険な農薬を使って育てる遺伝子組み換え作物は危険である。

③遺伝子組み換え作物の長期的な危険性はわからない。

遺伝子組み換え作物を安全とする論文の中で行われる実験は短期間の物が多く、長期間摂取しても安全だとは証明できてない。消費者は何十年も遺伝子組み換え作物を摂取し続けることになり、長期的には健康被害が発生する可能性がある。

運営者リョウの遺伝子組み換え作物への立場

運営者リョウの立場は遺伝子組み換え作物は危険性が指摘されている以上、わざわざ遺伝子組み換え作物が入っており、アレルギーやその他の病気のリスクがあるドッグフードを選ぶ必要はないというものです。

もちろん、遺伝子組み換え作物が使われてはいるものの、他の点がかなり優秀なドッグフードがあれば、そのドッグフードをおすすめする可能性はあります。

しかし、特に優秀な点もなく、遺伝子組み換え作物が使われているようなドッグフードは決しておすすめしません。