犬が食べて良いもの・悪いもの

犬にさつまいもを食べさても大丈夫!だけど○○に注意

さつまいも

さつまいもって犬に食べさせても大丈夫なの?

そう疑問に思っている方に向けて、この記事を書いています。

どうも、「ドッグフードAtoZ」運営者のリョウです。
私は基本的にはドライドッグフードをメインで使っており、あまりオヤツは食べさせませんが、ときどきさつまいもでおやつを作って食べさせています。

その経験や栄養学の知識に基づいて、さつまいもについて詳しく解説しているので、このページだけでさつまいもの栄養素や良いさつまいもの選び方、あげるときの注意点、簡単に作れるさつまいもを使ったおやつのレシピまで全て知ることができます。

参考にしていってください。

さつまいもの成分

さつまいもは愛犬の健康に良い食材です。
そのことを理解していただけるように、さつまいもの成分を解説していきます。

さつまいもの主要成分

タンパク質 1.2%
脂質 0.2%
繊維 2.3%
水分 67.1%
炭水化物* 31.5%
エネルギー 132kcal/100g

炭水化物が少し多いですが、一般的なドッグフードの炭水化物は45%程度なので、ドッグフードよりは少ないです。
また、サツマイモのGI値(グリセミック・インデックス)*は55で低く、カロリーもそれほど高くありません。

そのため、さつまいもは太りにくい食材だと言えます。

GI値(グリセミック・インデックス)*・・・その食品が体内で糖に変わり、血糖値を上昇させるスピードのことです。
GI値が高く、血糖値を上昇させるスピードが早いと、血中に糖が過剰に存在する状態になるので、肥満の原因になることが知られています。

また、さつまいもは豊富に食物繊維を含んでおり、食物繊維が不足している子にさつまいもを食べさせてあげることで、コレステロールや血糖値の正常維持成長作用を期待できます。

その他、さつまいもに多く含まれている微量栄養素は次の通りです。

ビタミン
ビタミンE 2.2㎎
ビタミンB1  0.11㎎
ビタミンB6 0.28㎎
ビタミンC 29㎎
葉酸 49μg
パントテン酸 0.96㎎
ミネラル
カリウム 470㎎
0.18㎎
マンガン 0.44㎎
モリブデン 4μg

さつまいもに含まれる微量栄養素の解説

さつまいもに豊富に含まれているビタミンやミネラルの働きを解説していきます。

ビタミンEの働き

ビタミンEには活性酸素(健康な細胞を酸化させてしまう酸化力の強い酸素)から体を守る、抗酸化作用というものがあります。

抗酸化作用で体の細胞を守ってあげることで、アンチエイジングになる他、免疫力も向上し、アレルギーや涙やけが出にくい体を作る手助けになるのです。

ビタミンBの働き

炭水化物として摂取した糖質がエネルギーに効率的に変化するのを助けるほか、皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。
また、ビタミンBは目の粘膜の健康維持にも良く、涙やけにも良い成分です。

ビタミンCの働き

ビタミンCは犬の体内でも生成されるので、必須ビタミンではありません。

しかし、食事からも摂らせてあげることで、タンパク質の生成をスムーズにし、皮膚や粘膜の健康維持に役立つほか、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、活性酸素から体を守る抗酸化作用も持ちます

葉酸の働き

葉酸は、タンパク質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。
赤血球の細胞の形成を助ける働きもあり、葉酸が不足してしまうと貧血になりますが、葉酸を豊富に含む食材は多いので、それほど気にする必要はありません。

パントテン酸の働き

パントテン酸の働きは、糖質、脂質、タンパク質の代謝とエネルギー産生に不可欠な酵素を補助することです。
また、コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成にも関係しており、皮ふや粘膜の健康維持を助ける働きもしています。

カリウムの働き

細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりして、常に一定したよい体内の状態(恒常性)を維持するのに役立っています。

銅の働き

銅の働きは赤血球中のヘモグロビンという赤い色素は鉄を成分としていますが、このヘモグロビンをつくるため鉄を必要な場所に運ぶことです。
また、銅は体の中の数多くの酵素となって、活性酸素を除去する働きもあります。

マンガンの働き

骨の形成に関与するほか、糖質および脂質の代謝に働く酵素や、抗酸化作用のある酵素など多くの種類の酵素の構成成分として、成長に関係しています。

モリブデンの働き

モリブデンは尿酸の代謝をはじめとするいくつかの酵素の構成成分となっています。

しかし、モリブデンを豊富に含む食材は多く、通常の食生活でモリブデンが不足することはあいりません。

さつまいもの旬

落ち葉焚きで焼くサツマイモ”の印象がありますが、おいしいのもやはりその時期。
収穫は8月ごろから始まり11月くらいまでです。
しかし、2~3ヶ月貯蔵して、余分な水分を逃がしてからのほうが甘みが増してホクホクとした美味しい物になるため、旬は10月~1月ころになります。

おいしいさつまいもの見分け方

どうせさつまいもを食べさせるなら美味しいものを食べさせてあげたいですよね?
ということで、美味しいさつまいもの選び方を簡単に紹介します。

皮の色が濃くて、艶 (つや)があるもの

皮の色が濃くて艶があるのは健康に育ったさつまいもだという証拠です。

ただし、安納芋は元から茶色っぽく、艶があまりないので、安納芋の場合はこの選び方は参考になりません。

適度に太くて、形が紡錘形のもの

紡錘形とはレモンのように真ん中の方が太く、両端にかけて細くなった形です。

写真のような形をして、手に持った時にずっしりと重みがあるものを選んでください。

さつまいも

 

 

 

 

表面のくぼみが浅いもの

さつまいもの表面をよく見ると、くぼみがあって、そこからひげ根が出ているのが分かります。
ひげ根が多いと全体的に繊維質が多くなり、あまり美味しくなくなってしまいます。

そのため、表面のくぼみが浅くひげ根が少ないものを選んでください。

切り口に蜜が出ている または蜜の跡があるもの

切り口を確認できるものであれば、切り口にあめ色の蜜が出ているもの、または蜜が乾いて黒くなった跡があるものを選んであげると、そのさつまいもは甘くて美味しいさつまいもである可能性が高いです。

さつまいもの保管方法

さつまいもは寒さに弱いので、冷蔵庫には入れずに新聞紙に包んで常温で保存してください。
保存できるのは2週間ほどで、ほどよい水気と乾燥に注意が必要です。
長期保存する場合は、加熱して成形したものをタッパーや保存袋などに入れて冷凍保存してください。

ただし、使用する際には再度加熱する必要があります。

さつまいもを食べさせるときの注意点

基本的にさつまいもは食いつきも良く、健康にも良いのは上で解説した通りですが、あげる際にはいくつかの注意点があります。

食べさせすぎに注意

さつまいもは特にカロリーが高いわけでもくなく、太りやすいわけでもありません。
しかし、毎日のご飯とは別におやつとしてさつまいもを食べさせてあげる場合は、肥満にならないようにあげる量に注意してください。
上にも記載がありますが、さつまいもは100gあたり132kcalなので、愛犬の体重やドッグフードのカロリーなどと相談しながらあげる量を決めることをおすすめします。

シュウ酸カルシウム結晶ができやすい犬、腎臓病や心臓病の犬には食べさせない

さつまいもはシュウ酸を多く含んでいますが、シュウ酸はシュウ酸カルシウム結晶という膀胱結石の1つの原因になります。

そのため、さつまいもはシュウ酸カルシウム結晶ができやすい子には食べさせないでください。

また、シュウ酸以外に注意するべきなのが、さつまいもに豊富に含まれているカリウムです。
カリウムは腎臓で代謝され、余った分はナトリウムと共に排泄されますが、腎臓の代謝機能が落ちている犬はカリウムが体に溜まりやすくなり、低血圧や不整脈などの心臓疾患の兆候が出てきます。
そのため、
さつまいもは腎臓病心臓病の犬には食べさせないでください。

食べやすい大きさに切り分けてあげる

あまりドッグフードなどもしっかり噛んで食べないという子もいます。
そのような子に、切り分けたりしないでさつまいもを食べさせてしまうと、喉につまらせたりする原因になりますので、少し小さく切り分けてあげてください。
また、切り分けてあげることで食べ過ぎの防止にもなります。

さつまいもを加工した既製品のおやつはあげても良い?

焼き芋や干し芋など、さつまいもを加工したおやつにもいくつもの種類があり、その中でも食べさせても問題ないものと、食べさせない方が良いのもがあるので解説していきます。

焼き芋

焼き芋は犬に食べさせても大丈夫です。
しかし、焼きたての熱い状態だとやけどをする恐れがあるので、人肌以下に冷ましてから与えるようにしてください。
焦げている部分や、焼き芋が包まれている紙やホイルを食べないよう注意しましょう。

干し芋

さつまいもだけ作られた干し芋であれば、犬に与えても問題ありません。
しかし、干し芋は蒸したさつまいもよりも水分量が少なく、見た目では少量でも成分が凝縮されているので、与えすぎになりやすい食べ物です。
特に
食物繊維の摂り過ぎは消化不良や下痢、軟便の原因にもなります
見た目の分量の寂しさだけで、食べさせる量を判断しないようにしましょう。
また、砂糖などが多く使われている人間用の干し芋肥満の原因になるので、与えないでください。

スイートポテト

人間用に作られたスイートポテトは脂肪や砂糖が多く含まれているので、肥満に繋がります。
また、作り方のバリエーションも豊富で、洋酒や香料などが使われていることもあります。
そのため、基本的に犬に食べさせることは避けてください。

さつまいもチップス

さつまいもチップスは一般的に、油で揚げてから糖蜜でコーティングされています。
そのため、粗悪な脂質が多く含まれている可能性がありますし、糖蜜は肥満の原因になるので、健康に良くありません。
もちろん、少し食べさせたからと言って、すぐに健康を害することはありませんが、おやつとして習慣的に食べさせるのはやめてください。

さつまいもの手作りおやつのレシピ

お家で簡単につくれるさつまいもを使った愛犬用の手作りおやつのレシピを紹介します。

さつまいもチップス

【材料】
サツマイモ適量
【作り方】
①綺麗に洗って、皮ごとスライス
②水に10分つける
③キッチンペーパーで水気をとる
④レンジ皿にクッキングシートを敷き、重ならないように並べる
⑤レンジ500wで3分加熱し、ひっくり返して様子を見ながら2分程度加熱する
⑥パリパリになったら完成
【注意点】
焦げないように気をつけること

砂糖や油などを一切使っていませんが、さつまいもはでんぷんを含んでおり、素材そのものが甘みを持っているため、十分愛犬に楽しんでもらえるレシピです。

自家製の干し芋

【材料】
さつまいも
【作り方】
①炊飯器にさつまいもとお水(ひたひた)を入れ、玄米モードでスイッチをいれる
②爪楊枝で刺して、中まで火が通ったか確認する
③さつまいもの皮を剥いて、キッチンペーパーで水気をふき取り、ざるなどに入れて好みの固さになるまで数日間干す。
④ジップロックなどに乾燥剤と一緒に入れて保存。

干し芋は水分が抜けている分、栄養素が濃縮されているのであげすぎないように注意してください。

焼き芋

【材料】
さつまいも
【作り方】
①水でよく洗あって、キッチンペーパーで水気をふき取る
②新聞紙で包む
③電子レンジ600wで1分半加熱
④300wにして10分加熱
⑤竹櫛(爪楊枝)で火の通りを確認する

少し手間がかかるが、より美味しい作り方

【材料】
さつまいも
【作り方】
①さつまいもをよく洗う
②水に濡らして絞った新聞紙でさつまいもをしっかり包む
③それをさらにアルミホイルでしっかり包む
④アルミホイルを丸めて作った棒をUの字型に折り曲げて、フライパンの上に置き、フライパンの底に直接触れないようにそのうえにアルミホイルで包まれた状態のさつまいもを乗せる。
⑤弱火で45分から90分程度、20分おきに上下をひっくり返しながら焼く。
【注意点】
アルミホイルが熱くなっているので、火傷しないようにしてください。

犬にさつまいもを食べさても大丈夫!だけど○○に注意のまとめ

さつまいもはシュウ酸カルシウム結晶ができやすい子や、腎臓病や心臓病の子でなければ、健康的なおやつだということがわかりました。
ただし、繰り返しになりますが、食べさせすぎたり、大きな状態であげたりしないように気をつけてください。

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