犬が食べて良いもの・悪いもの

犬にスイカを食べさせても大丈夫?腎臓に悪いってホント?

スイカ

スイカはあげ過ぎにさえ気をつければ、ほとんどの愛犬にとって健康的なおやつです。

このページではそんなスイカの①成分、②スイカを食べさせてはいけない子がいるのか、③食べさせる上での注意点、そして最後に④美味しいスイカの選び方について解説しているので参考にしてください。

スイカの成分

愛犬におやつをあげるとき、そのおやつの成分をよく知らないであげてしまうとあげすぎてしまったり、逆に本当はあげても大丈夫なのにあげても良いのかわからないためにあげられなくなってしまうことも多いかもしれません。

そこでまずは、スイカの成分について、タンパク質や脂質などの多量栄養素と、ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素に分けて簡単に解説していきます。

スイカの多量栄養素

まずは、タンパク質や脂質、炭水化物など食材に含まれる量が大きく健康に与える影響も大きい多量栄養素についてです。

次の表を見てください。

タンパク質 0.6%
脂質 0.1%
炭水化物 9.5%
水分 89%
エネルギー 37kcal/100g

イメージ通りかもしれませんが、スイカの大部分は水分でカロリーも炭水化物も非常に少ないことが分かります。

つまり、スイカは肥満の原因になりにくい、安心してあげられるおやつだということです。

オオカミ君
オオカミ君
ただし、どんな食材でも食べ過ぎは良くないから気をつけてくれ。

スイカの微量栄養素

食材に含まれる量は少ないものの、健康にとって重要な役割を持つ微量栄養素についてです。

微量栄養素は種類が非常に多いので、スイカに豊富に含まれている、ビタミンA、ビタミンC、リコピン、グルタチオンについて解説していきます。

他サイトではスイカにはカリウムマグネシウムモリブデンシトルリン、シスペイン、インシトール、マンノシターゼが豊富というような記載があることも多いです。

まず、シスペインについてですが、そんな栄養素はこの世に存在しません。

その他の栄養素については、スイカにこれらの栄養素が含まれているのは事実ですが、特に豊富に含まれているというわけではありません。

そのため、スイカをおやつとして少し食べさせた程度で、これらの栄養素が健康面に何かしらの影響を与えるとは考えにくいです。

ビタミンC

ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いという特徴があり、茹でたり、焼いたりしてしまうとビタミンCは少なくなってしまいます。
そのため、生の野菜や果実で食べるのが1番良いですが、スイカであれば生の状態で食べさせることができるので、ビタミンCをしっかり摂取できます。

オオカミ君
オオカミ君
ビタミンCは愛犬の体の中で生成されるから必須ビタミンではないけど、食事からも摂らせてあげると健康に良いんだぞ。

ビタミンCの働き

  • コラーゲンの生成
  • 皮膚や粘膜の健康維持
  • ストレスへの抵抗力の強化
  • 抗酸化作用

リコピン

リコピンと聞くと真っ赤なトマトを想像する方も多いかもしれませんが、実はスイカにはトマトの1.5倍のリコピンが含まれています。

スイカに豊富に含まれるリコピンが愛犬が暑い夏を乗り切る手助けになってくれるかもしれません。

リコピンの働き

  • ガンの抑制
  • 生活習慣病の予防
  • 関節炎の低下・予防
  • アレルギーの低下・予防
  • 涙やけの低下・予防

グルタチオン

聞き馴染みのない方が多いと思いますが、グルタチオンは抗酸化作用を持つアミノ酸の1種で、健康に良い成分です。
どう健康に良いかと言うと、細胞内になる毒素を細胞外に排出し、肝臓の毒素を代謝するのを助けます。
そのため、スイカは肝臓が弱い子にも食べさせやすいおやつです。

オオカミ君
オオカミ君
もちろん、1番良いのはおやつとかは一切あげないことなんだけど、一生我慢させるのは難しいもんな。

スイカを食べてはいけない子もいる?

スイカは夏のおやつにはピッタリですが、スイカを食べてはいけない子もいると説明しているサイトもあるので、愛犬の悩みのタイプ別にスイカを食べても良いのかを解説していきます。

ポチャリした犬は?

理想を言えば、ポッチャリした子にはそもそもおやつを与えない方が良いのですが、かといって一生我慢させるのも難しいです。
スイカは甘みは強く、糖分が心配という方もいるかもしれませんが、実際のところほどんどが水分なので適量あげる分には問題はありません。

腎臓が弱い子は?

スイカはカリウムが多いから腎臓病の子はスイカを避けるべきだとする意見があります。
たしかに、カリウムの過剰摂取は腎臓に負担をかけるので、過剰摂取は控えるべきですが、スイカは別にカリウムが特に豊富というわけではなくありません。
適量さえ守っていれば夏に数回与えるくらいであれば影響がでるとは考えにくいです。

肝臓が弱い子は?

肝臓が弱い子にはビタミンA中毒の可能性があるから食べさせない方が良いとするサイトもありますが、スイカは特別にビタミンAが多いというわけでもないので、おやつとして適量スイカを食べさせたことが原因でビタミン中毒になるとは到底思えません
それどころか、スイカにはグルタチオンと呼ばれる肝臓の解毒作用を助ける成分も含まれています。

アレルギーのある子は?

スイカを含むウリ科の植物に対してアレルギーを持つ子が少数ながら存在するので、ウリ科に対するアレルギーのある子にはあげないでください

そして、もし愛犬がウリ科アレルギーがあるのかわからないのであれば、最初はほんの少しだけあげて様子をみてみましょう。

スイカをあげるときの注意点

基本的には愛犬のおやつにピッタリのスイカですが、上げる際に注意するべき点がいくつかあります。

種は取り除いてあげる

スイカの種は消化に悪いので、種ごと食べてしまうと消化不良下痢などの原因になるほか、スイカの種はアビシジン酸と呼ばれる発芽毒を持っており、大量に摂取することでエネルギー代謝に関わる細胞内のミトコンドリアが攻撃されて、エネルギー代謝の効率が落ち、免疫の低下などの原因にもなります。

スプーンなどを使えば種は取り除けるので、スイカを食べさせるときには種を取り除いてから食べさせてあげてください。

冷やし過ぎない

スイカは水分が多く、冷えた状態のスイカを食べさせる事でお腹を壊してしまう子もいるので、愛犬に与える分は出来るだけ常温に近い状態で食べさせてあげてください。

あげすぎない

繰り返しになりますが、どんな食べ物でもあげすぎは良くありません。
あくまでもおやつとして、少し味を楽しめるくらいの量を食べさせてあげましょう。

美味しいスイカの見分け方

どうせ食べさせるなら、美味しいスイカを食べさせてあげたいですよね。
簡単に美味しいスイカを見分けるコツを紹介するので、ぜひ美味しいスイカを選んであげてください。

しま模様の色とウネリで見分ける

しま模様の色をウネリで見分けるのはカットスイカにも使える方法なので非常に便利です。

スイカの外皮を見てみて、①スイカの深緑のしま模様の色と外皮の色の濃さの違いが大きく②スイカの深緑のしまもようのウネリが強いスイカは熟した甘いスイカの可能性が高いです。

次の写真を見てください。

美味しいスイカの見分け方どっちの方が甘くて美味しいスイカかわかりますか?そうです。2枚目です。

スイカのおへその部分の窪みで見分ける

スイカのおへその部分の窪みが大きいスイカは熟しており甘くて美味しいスイカの可能性が高いです。

美味しいスイカの見分け方

軽く叩いたときの音で見分ける

スイカを手で軽くたたいてみてください。

「ボンボン」と鳴っている場合は期待できます。
「ポンポン」「パンパン」と高い音がする場合は未熟な可能性が高いです。
「ボンボン」よりも低く重たい音がする場合は熟れ過ぎている可能性があるので避けてください。

犬にスイカを食べさせても大丈夫?腎臓に悪いってホント?まとめ

このページではスイカの成分などについて解説してきました。
スイカはおやつにピッタリだというのがよくわかっていただけたのではないでしょうか?
食べさせる際にはこの記事に書いてある注意点をしっかり守ってスイカを楽しませてあげてください。